はじめに|この記事を書く理由
「最初からNISAをやっておけばよかった。」
380万円を損切りしたあと、一番強く思ったことでした。
もっと正確に言えば、NISAという制度そのものではありません。
僕は昔から、最終的には高配当株を保有して、配当金だけで生活できるような資産を作れたらいいなと思っていました。
でも、その元手を少しでも早く増やそうとして、FXや信用取引など、いろいろな投資に手を出しました。
結果は、ほとんどが裏目でした。
FXでは1200万円以上を失い、その後の信用取引でも380万円を失いました。
資産を増やしたいと思って始めたことが、資産を大きく減らす結果になってしまったのです。
だから損切りを終えたあと、真っ先に思ったのは、
「なんで最初から素直にNISAをやっておかなかったんだろう。」
という後悔でした。
損切り後に考えたこと
損切りを終えたあとも、約240万円の資金は残っていました。
「まだ240万円ある。」
そう思えた安心感はありました。
でも同時に、
「この240万円を最初から積み立てていたら……。」
という気持ちもありました。
だから、このお金だけはもう大きく失いたくありませんでした。
▼380万円損切りまでの経緯はこちら
日経平均が上がり続けた数年間、僕は売りポジションを持ち続けた|通算約380万円損失の記録
なぜNISAだったのか
NISAを本格的に始めようと思ってからは、かなり調べました。
今の自分には、どんなやり方が一番合っているのか。
積立投資。
オルカン。
長期保有。
いろいろ調べた結果、自分なりの答えは5月か6月にはほぼ決まっていました。
それでも、楽天証券で積立設定をするまで1か月以上かかりました。
「本当にこれでいいのか。」
「もっと良い方法があるんじゃないか。」
調べれば調べるほど迷います。
でも7月下旬になって、
「このまま考えていても、何もしないまま時間だけが過ぎる。」
「今考えつく以上の答えは、たぶんもう出ない。」
そう思って、ようやく楽天証券へログインし、積立設定をしました。
なぜ毎月10万円積立なのか
最初は240万円を一括投資することも考えました。
複利効果を考えると、早く投資した方が有利だと思ったからです。
でも当時は、日本株もアメリカ株もかなり高い水準にあるように感じていました。
急落したと思えば翌日には急反発。
そんな激しい値動きを何度も見ていたので、一括投資には踏み切れませんでした。
そこで年間120万円ずつ、2年間で240万円を投資する方針にしました。
本当は毎月20万円積み立てる予定でした。
ところが楽天証券では、積立設定の上限が毎月10万円でした。
「じゃあ残り10万円は成長投資枠で買えばいい。」
そんな考えも浮かびました。
でも、その時。
不思議と
「焦るな。」
と言われたような気がしました。
今思えば、それは何度も焦って失敗してきた自分自身の声だったのかもしれません。
▼毎月10万円積立にした理由はこちら
44歳・1200万円以上失った僕が、毎月10万円積立を選んだ理由
なぜオルカン一本なのか
オルカンを選んだ理由は、「これが一番儲かる」と思ったからではありません。
楽天証券で自分で選んだ投資信託の中には、実際に利益が出ていたものもありました。
だから、自分で選べばオルカン以上の成績を出せる可能性もあると思います。
でも、その逆もあります。
そして、その「逆」を僕は嫌というほど経験してきました。
オルカンが絶対正解だとは思っていません。
SNSでは「オルカン一本は危険」という意見も見かけます。
その内容を全部検証したわけでもありません。
それでも今の自分には、一発逆転を狙うような投資は違うと思いました。
少なくとも今は、まず大きく負けないことを優先したかったのです。
なぜ成長投資枠を使わないのか
成長投資枠を使うかどうかも最後まで悩みました。
積立投資枠で10万円。
成長投資枠で10万円。
その方法でも良かったかもしれません。
でも、もし成長投資枠を使ったら、
「テンバガーはないかな。」
「割安株はないかな。」
「グロース株なら。」
そんなことを、また考え始める気がしました。
「今回は違う。」
そう思っても、また昔の自分に戻るかもしれません。
そして何より、毎回銘柄を探して、毎回悩んで、毎回判断すること自体が、少し面倒だと感じるようになっていました。
投資が嫌になったわけではありません。
自分で正解を探し続けることに疲れたのだと思います。
▼成長投資枠を使わない理由はこちら
成長投資枠を使わない理由|枠が余るより、また失う方が怖かった
今のところ、これで行く
もちろん、これが正解だとは思っていません。
数年後には考え方が変わっているかもしれません。
もっと勉強して、「こういう投資なら自分にもできる」と思える日が来るかもしれません。
でも、今の自分が考えられる中では、このやり方が一番納得できる答えでした。
増やすことよりも、大きく負けないこと。
派手さはありませんが、44歳になった今は、まずそこからもう一度資産運用を始めようと思っています。

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