44歳・1200万円以上失った僕が、毎月10万円積立を選んだ理由

NISAやiDeCo、FXなどを組み合わせて資産設計を考えるウサギのイラスト
目次

はじめに|それでも、早くお金を増やしたかった

FXで1200万円以上を失いました。

その後、信用取引でも約380万円を失いました。

それだけ失敗したのだから、もう「お金を早く増やしたい」なんて考えなくなった。

そうなれば話は綺麗なのですが、実際は違いました。

それでも僕は、早くお金を増やしたかった。

たぶん、この気持ちは信用取引をしていた頃から変わっていません。

元手をもっと大きくできれば、そのお金を使って、もっとリスクの低い方法でもそれなりの金額を増やせるんじゃないか。

早くそこまで行きたい。

だから信用取引にも手を出したし、その結果、大きく失敗しました。

そして信用取引をやめてNISAを始めようとしたときにも、根っこの部分には同じ気持ちが残っていました。

早くお金を増やしたい。

でも、もう大きく失うようなやり方はしたくない。

その二つの間で考えた結果、僕が選んだのが、オルカンを毎月10万円ずつ積み立てる方法でした。

最初は毎月20万円入れるつもりだった

信用取引を精算したあと、僕には投資に使える余剰資金が約240万円残っていました。

この240万円をどうするか。

最初は一括で投資することも考えました。

長期投資は早く始めるほど時間を味方につけられる。複利の効果を考えても、使う予定のお金なら早く市場に入れた方がいい。

そんなことを調べていたからです。

でも、一括で240万円を入れた直後に相場が大きく下がったら怖い。

ただでさえ僕は大きな損失を出したばかりでした。

そこで、積立で分散して入れることにしました。

当時は年の半ばを過ぎた頃。

NISAのつみたて投資枠は年間120万円なので、7月から12月まで毎月20万円ずつ入れれば、その年の120万円を使い切れる。

翌年は毎月10万円ずつ積み立てれば、さらに120万円。

これなら手元の240万円を約2年で投資に回せる。

一括投資より怖くないし、3年、4年と現金のまま寝かせることにもならない。

自分なりに、かなりいいバランスを見つけたつもりでした。

ところが、毎月20万円では設定できなかった

方針を決めて、楽天証券で実際に積立設定をしようとしました。

ところが、僕が考えていた毎月20万円の積立は、そのままでは設定できませんでした。

そこで一度、手が止まりました。

別の方法を使えば、20万円ずつ投資することもできたと思います。

でも、そのときになって初めて、

「俺、なんか焦ってないか?」

と思いました。

どうしても今年の120万円の枠を使い切りたい。

できるだけ早く240万円を市場に入れたい。

そう考えていました。

でも、よく考えてみれば、20万円ずつ入れたところで前倒しできるのは半年分です。

これから何年も運用するつもりなのに、その半年はそこまで大きな違いなのか。

一度止められたことで、少し冷静になれたのかもしれません。

だったら、毎月10万円でいいか。

そう思いました。

44歳だから、本当は焦っている

僕は今、44歳です。

年齢による焦りはかなりあります。

もし5年前、信用取引で380万円を失う前に、今みたいな積立を始めていたら。

もっと遡って、10年以上前にトルコリラへ大金を入れるのではなく、長期の資産運用を始めていたら。

今はかなり違っていたんじゃないかと思います。

投資に使えたはずのお金を失った。

それだけではありません。

その間の時間まで過ぎました。

失った金額を合わせれば、2000万円に届きそうな規模です。

お金も失った。

時間も使った。

そして44歳になった。

だから「ゆっくりでいい」と完全に割り切れているわけではありません。

今だって、本音では早く増やしたい。

でも、それ以上に強くなった気持ちがあります。

これ以上、お金を失うリスクの高いやり方はしたくない。

時間を取り戻そうと焦って、残った元手まで失ったら、それこそさらに遠回りになります。

10万円は「ずっと続けられる金額」だから選んだわけではない

毎月10万円と書くと、「無理なく続けられる金額を選びました」という話に見えるかもしれません。

でも、僕の場合は少し違います。

今ある約240万円を、2年くらいかけて投資に回したい。

その結果が毎月10万円です。

240万円を一括で入れるのは怖い。

でも、3年、4年に分けるのは、自分には少し遅すぎる。

今ある240万円には、できるだけ早く働いてもらいたい。

その間を取ったのが、僕にとっての毎月10万円でした。

だから、240万円を使い切ったあとも必ず毎月10万円を続ける、と決めているわけではありません。

そのときの家計に余裕があれば続ける。

厳しければ5万円にするかもしれない。

もっと減らすかもしれないし、場合によっては一度停止するかもしれません。

それは、そのときに決めればいいと思っています。

NISAの枠を使い切るために、生活を苦しくするのは違う

最初の僕は「年間120万円の枠を使い切る」ことにかなりこだわっていました。

でも今は、そうでもありません。

枠が120万円あるからといって、自分が120万円を投資しなければいけないわけではない。

240万円を使い切ったあと、毎月10万円を出すことで生活が圧迫されるなら、無理して続けるのは違うと思っています。

投資をするために生活が苦しくなって、そこで無理をすれば、いつかどこかで破綻するような気がします。

だったら、そのとき出せる金額でやればいい。

今ある240万円を使い切るまでには、約2年あります。

その2年間で、今度は投資額を無理に増やすことより、貯金をしたり、支出を減らしたりして、投資に回せる余力そのものを少しずつ増やしておきたいと思っています。

2年後に月10万円を続けられる余裕ができていたら、そのまま続ければいい。

できなければ減らせばいい。

それでいいと思うようになりました。

身の丈に合わない投資は、逆に自分を苦しくする

大きく損をしたからなのかもしれません。

今は、身の丈に合わない投資をすると、資産を増やすどころか逆に自分の身を滅ぼすような気がしています。

テスタさんのようにトレードで大きく稼げる人には今でも憧れます。

僕だって、できることならそうなりたい。

でも、そういう人たちと同じだけの才能が自分にあるのか。

大きな損失を抱えたとき、それに耐えながら正しい判断を続けられるメンタルがあるのか。

少なくとも今の僕には、どちらもあるとは言えません。

それを認められるようになったことも、過去の失敗で変わった部分なのかもしれません。

設定を終えて思ったのは、「えらい遠回りしたな」だった

楽天証券で毎月10万円の積立設定を終えたとき、ものすごい達成感があったわけではありません。

「やっと始められた」というより、

「えらい遠回りしたな」

という気持ちの方が強かったと思います。

FXで大きく失って。

信用取引でも失って。

そのあとNISAについて調べて。

どうするのが一番いいのか散々迷って。

結局辿り着いたのが、オルカンを毎月10万円ずつ積み立てるという、ものすごく地味な方法でした。

数日経ってからは、少し解放感も出てきました。

ようやく、手元に残った240万円を働かせ始められた。

今はその感覚の方が強いです。

今の自分に言うなら、「元手を減らすな」

僕は今でも、早くお金を増やしたいと思っています。

44歳という年齢への焦りもあります。

もっと早く始めていれば。

あのお金を失っていなければ。

そんなことも考えます。

でも、過ぎた時間を取り戻そうとして、また大きなリスクを取って元手を減らしたら、同じことの繰り返しです。

だから今の自分に一つだけ言うなら、これだと思います。

「元手を減らすな」

増やすことを考えるのは、そのあとでいい。

今ある240万円は、まず毎月10万円ずつNISAで働いてもらう。

その間に、自分は貯金をする。支出も見直す。次に投資できる余力を作る。

それで2年後に10万円を続けられるなら続けるし、無理なら減らす。

僕にとって毎月10万円という金額は、「これが正解だから」選んだものではありません。

早く増やしたい。でも、もう大きく失いたくない。

その二つの間で、今の自分がようやく選べた金額です。

👉380万円を損切りしたあと、NISA・オルカン・毎月10万円積立にたどり着くまでの全体像はこちらにまとめています。

1200万円以上失った僕が、なぜオルカン一本・毎月10万円積立を選んだのか

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

投資で何度も失敗しながらも、やめられずに続けてきた個人投資家。

投資歴10年以上
最大損失1200万円

FX・自動売買・仮想通貨・IPO・不動産投資など、実体験ベースでリアルな記録を発信しています。
うまくいった話よりも、失敗や迷いをそのまま残すことを大切にしています。

コメント

コメントする

目次