10年以上やってたのに分かっていなかったFXの仕組み|証拠金とポジションの正体
10年以上やってたのに分かっていなかったFXの仕組み。
トルコリラで大きくやられたあと、
ふと思った。
「そもそも、FXの仕組みをちゃんと理解していたのか」
10年以上触っていたはずなのに、
説明しろと言われたら自信がなかった。
今日は、
いまさら人に聞きにくいFXの基本構造を、
自分のために整理する。
FXは“現物取引”ではない
まず大前提。
僕たちがやっているFXは、
実際に外貨を受け取っているわけではない。
これは
差金決済取引(さきんけっさい)
と呼ばれる仕組み。
差額だけをやり取りする契約だ。
例えば、
ドル円を1万ドル買ったとする。
本当に1万ドル札を持っているわけではない。
「1万ドルを買ったことにするポジション(持ち高)」
を持っているだけだ。
証拠金とは何か
FX会社に入れているお金は、
証拠金(しょうこきん)と呼ばれる。
これは
「取引をするための担保」。
実際にドルを買う資金ではない。
例えば10万円の証拠金で、
レバレッジ10倍なら
100万円分の通貨を動かせる。
レバレッジ(てこの原理)とは、
少ない資金で大きな金額を動かせる仕組み。
でも実態は、
“借りているような状態”
で取引している。
→ 豪ドルのスワップ投資で人生が止まりかけた話|強制ロスカット寸前の2年間
「円を売る」とはどういう意味か
ドル円を買う。
これは
ドルを買い、
円を売る
ということになる。
でも僕はずっと、
ここが曖昧だった。
実際はこうだ。
ドル円を買う=
円を担保にドルを持つ契約をする。
円を借りてドルを持っている状態に近い。
だから金利差が発生する。
日本の金利が低く、
相手国の金利が高ければ、
その差額がスワップポイント(金利差調整分)になる。
ここまでは理屈。
でも、
自分の口座の中に
実際のドルがあるわけではない。
→ トルコリラは高金利なのに、なぜスワップを払うことになったのか?|金利差と信用リスクの現実
ブローカーとは何をしているのか
ブローカー=FX会社。
彼らは
インターバンク市場(銀行同士の為替市場)と
個人投資家をつなぐ仲介業者だ。
僕たちは直接市場で売買していない。
FX会社が
反対売買やヘッジ(リスク回避取引)をして、
価格を提示している。
つまり、
僕が思っていた「世界と戦っている感覚」は、
実際は
FX会社の提示価格の中で戦っていた。
現物取引はあるのか
ある。
銀行間では
本当に通貨を受け渡す現物為替(スポット取引)が行われている。
外貨預金も、
実質的に現物に近い。
でも僕がやっていたFXは、
通貨そのものではなく、
“価格変動の契約”だった。
なぜ今さら気づいたのか
トルコリラで
スワップが逆転したとき、
初めて違和感を持った。
「金利差あるのに、なんで払うの?」
でもその前に理解すべきだった。
自分は通貨を保有しているのではなく、
リスクを抱えた契約を保有している
ということを。
→ トルコリラのスワップ投資で抜けられなくなった話|欲と追加入金の記録
まとめ
FXは
・現物通貨を持っているわけではない
・証拠金は担保
・レバレッジは借金に近い構造
・ポジションは契約
・ブローカーが価格を仲介している
10年以上やっていて、
ようやく言語化できた。
知らないままでも、
利益が出ることはある。
でも、
知らないまま大きく負けると、
何が起きたのかすら分からない。
それが一番怖い。
理解が遅すぎたかもしれない。
でも、
これからはちゃんと分かっていたい。
資産運用、まだやらかしてます。

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